millenniumは単に1千年という時間の長さを言い、kiloyearと言い換えることが可能。語源はラテン語のmille(千)とannus(年)から来ている。
the 1st millenniumというと西暦1年から999年までで普通「千年紀」と訳される。
the 2nd millenniumは西暦1000~1999年までで、字義を素直に訳せば「第2の千年紀」となろうが、「二千年紀」という訳語が多い。
the 3rd millenniumは西暦2000年~2999年までで、「第3の千年紀」ということだが「三千年紀」と訳されることが多い。
ともかく2019年現在に「ミレニアムmillennium」というと19年前に始まったthe 3rd millenniumやその始まりである2000年(又は2001年)のことを思い浮かべるのが普通だ。
アメリカの世代分けとして1940年代~60年代のベビーブーマーの後に続く65年~80年頃に生まれた世代をジェネレーションXと言い、彼らは小さい頃にベトナム戦争を経験し、成人する頃にソ連崩壊やリストラを経験し、就職する時は厳しい時代だった。
その後に続く80年~90年代後半までに生まれた世代をジェネレーションYと言い、生まれた時にはベトナム戦争がすでに終っていて、幼少時代からCDやビデオゲームに親しみ、社会に出る前までにインターネット環境に触れていて、前の世代とは価値観を異にする世代だった。
その後に続くジェネレーションZは生まれた時からインターネット環境下にあり、デジタルネイティブとも言われる。
このXとZの間に挟まれたジェネレーションYはthe 3rd millenniumの始まりあたりに社会に登場した世代ということでミレニアル世代Millennial Generationまたは単にMillennialsと呼ばれた。
ここで単にミレニアムの形容詞形であったミレニアルが、修飾する語である「世代Generation」が省略されて、「ジェネレーションY(Y世代)」の同義語として、独立した名詞のようにミレニアルズ、又は単にミレニアルと呼ばれることとなった。
なお、日本ではゆとり世代とは普通、1987年~2004年の間に生まれた子ということなので、大ざっぱに言ってアメリカのミレニアルズと重なっている。
厳密にはゆとり世代のほうが約5年ほど若い。
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