2021年7月6日火曜日

梅雨と24節気の関係

  沖縄は梅雨が5月10日(立夏の5日後)~6月21日(夏至当日)、奄美は5月12日(立夏と小満の間)~6月29日(夏至と小暑の間)。

 太平洋側は6月6、7日(芒種の数日後)~7月19日(大暑前の土用)なので、沖縄・奄美・太平洋側では梅雨の季節は24節気でいうとそれぞれ1つずつズレて訪れることになる。


7月2日(金)に沖縄が梅雨明け。平年6月21日より11日遅かった。同じ日、関東や東海では記録的な大雨。3日(土)午前、熱海市で土石流が発生、大規模災害に。


 平年、太平洋側の梅雨入りは6月6~7日頃。6月5日の芒種が来たらそろそろという感じ。しかし今年は近畿・東海では1カ月近く早い5月16日、小満の5日前だった。

 関東では逆に平年より7日遅い6月14日に梅雨入りした。近畿・東海と関東では1カ月近く梅雨入りに差があったことになる。これは5月中旬に一旦前線が太平洋側にかかりその後、関東にかかる前に前線がまた南下したことによる。そして関東にも全線の影響が出始めたのが6月中旬になった。

 梅雨明けは平年は7月19日頃なので大暑(7月22日)の3日前の土用(7月19日)にあたる。あと2週間後。これは子供の夏休み開始時期とほぼ同じ。もしそうなったら近畿・東海は普段は40日ぐらいの梅雨が60日ほどになることになる。

 一般的に言えば、太平洋側の梅雨は芒種・夏至・小暑の45日間になり、小暑は明日7月7日なので、あと15日で梅雨明けというのが標準だが、2日の大雨は本州中心に前線がかかったことによるもので、その後天気図では前線が北陸のほうまで上っているので、ひょっとしたら梅雨明け間近かもしれない。


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