4月18日のニュース。自民党の萩生田幹事長代行が今秋の消費税増税をしない可能性について言及し物議。同氏は単に可能性の話をしているだけだが、安倍首相に近く党の要職にあるため問題にされている。萩生田は保守系の良い政治家で、いずれは大臣職にも就く伸び盛りの政治家だが、ここは彼の政治センスが問われる場面となった。同じ発言をしても問題にならない立場とかシチュエーションとか人格とかがあると思う。実際、中国経済が失速している中で、半年後に増税中止という可能性がないわけではなく、そのための伏線みたいに、幹事長代行という立場で一言言っておくというのもありかと思うが、今回は「お前が党や政府の流れを変えるような発言をするなよ」と咎められた格好だと思う。安倍首相に重用されながらも失言で失速した稲田元防衛大臣も、政治センス的にあのあたりが限界だった、という形になっているが、萩生田も、彼がこれからどれだけ伸びていくのかが問題になるようなポイントになったと思う。現時点の僕の判断は、萩生田は、まあ閣僚を2回ぐらいやって終るぐらいの器かな、という感じで、それより上に行くイメージは描けない。
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