2019年5月19日日曜日

2019-05-19news

5月16日(木) EUが三菱UFJ銀行など世界展開する5行がEU競争法(独占禁止法)違反で制裁金を科すと発表。2007年から13年にかけて、外国為替取引を巡るカルテル(談合)に加わった。世界の主要11の通貨で、外国為替のスポット取引で2つのカルテルに参加した。各行の担当者が顧客の注文や取引価格など機微な情報を交換していたほか、取引計画の擦り合わせをしていた。こうした情報共有をもとに、どれくらいを売買をするかを決めていたという。
 5行はバークレイズ、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、米シティグループ、米JPモルガン。制裁金額は三菱UFJが約7000万ユーロ、シティグループが約3億1000万ユーロ、JPモルガンが約2億3000万ユーロ。

5月15日(水) 米国が中国のIT企業華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止措置を発動。ファーウェイは世界92社から、米国からはインテルやマイクロソフトなど33社から部品を調達している。ファーウェイの経営には大きな打撃があるが、クアルコムやマイクロテクノロジーなど、米半導体メーカーにとっても大きな影響になりそうで、米株式市場がほぼ全面高の中、半導体メーカーの株は売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は一時2.3%安まで売られ、1.7%安で引けた。

■日本列島の気象
5月18日(土) 神奈川県の箱根山では火山性地震が増加、19日に気象庁が火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」を示すレベル2に引き上げた。箱根山は標高1438mの活火山。4年前の平成27年にはごく小規模な噴火が確認され、気象庁は一時「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表したが、その後噴火警戒レベルをレベル1に引き下げていた。
 同じく5月18日(土)、鹿児島県屋久島町で半日で400ミリを超える、50年に1度の記録的な大雨を観測。多くの登山客が孤立する事態に。19日も断続的に激しい降雨。一方で、5月19日(日) 愛知県と静岡県の境にある豊川用水の最大の水源の宇連ダムの貯水率がゼロに。昭和60年1月以来2度目。これを受け、豊川用水には県境の天竜川水系の佐久間ダムから水の供給が始まった。

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